Tag Archives: 魏徴

長孫無忌

November 18,2019

凌煙閣二十四功臣の立ち絵の下書き 元絵が大きい分ここ半月のほとんどをこれを描くのに費やしています まだ頭身や身長の調整も残ってる この過酷なマラソンから抜け出したい 当サイトの歴史創作では功臣の身長差などは特に想定しておらず、漫画やイラストでは一律に同じ身長で描いていました 立ち絵をかきはじめたら二十四人の人間を全員同じ身長に描くのがあまりにも難しかったので、脳内イメージでなんとなく身長差が決まっていきました このあとまた調整しますが 秦叔宝=程知節>尉遅敬徳≧屈突通>段志玄=劉弘基>李靖=柴紹=李世勣>李孝恭=殷開山=長孫順徳=張亮=侯君集=張公謹=劉政会=唐倹>長孫無忌=高士廉>杜如晦=魏徴=房玄齢=蕭瑀>虞世南 くらいがいいなと思います 玄齢如晦魏徴王珪、敬徳と通、二李、張亮と君集は画面の映え的にも身長を揃えたい 李世民は虞世南をちょっと見上げるくらいの身長差だと可愛い〜…

『貞観政要』より魏徴李世民

January 18,2018

〈太宗新たに位に即き、精を政道に励まし、たびたび徴を引いて臥内に入れ訪(と)うに得失を以てす。 徴雅(つね)より経国の才有り、性又抗直にして、屈撓する所無し。 太宗、之と言う、未だ嘗て悦ばずんばあらず。徴も亦知己の主に逢うを喜び、其の力用を竭(つ)くし、知りて言わざるは無し。〉 (『旧唐書』列伝第二十一 魏徴) /// 「訪(と)うに得失を以てす」「性又抗直にして、屈撓する所無し」、李世民は寝室で自分の過失や良かったことについて尋ね、魏徴は李世民に面折してはっきりと欠点を指摘した、という意味なのでこの絵とは若干趣きが異なりますが… でも『貞観政要』などを読むとこの二人はわりとほのぼのした政治問答してるときも多いですよね ところで『旧唐書』房玄齢伝の〈玄齡既遇知己、罄竭心力、知無不為。〉と同書魏徴伝の〈徵亦喜逢知己之主、思竭其用、知無不言。〉の記述が対になってることにある日ふと気が付きました 知己(李世民)と出会い心力を尽くし知りて為さざる無きの玄齢と、知己との出逢いを喜び知りて言わざる無きの魏徴 正史のこの記述はともに『貞観政要』巻二の〈玄齡既喜遇知己、遂罄竭心力。〉〈徴亦喜逢知己之主、竭其力用〉をほぼ移植しており、玄齢と魏徴が各々自分の本領で李世民を支えていたとする認識は貞観以降早期、あるいは李世民と同時代の人間にも共有されていたのかもしれません…