映画の話

https://www.neverendingchartrendering.or...
上4段はほぼ固定、下2段は気分で流動って感じですがスクリームをシリーズから2本選ぶくらいには好き
(5をまだ見てないうちに6のDVD予約がamazonで始まってて焦る)
おすすめの映画あれば教えてください
(追記)
alt機能代わりに全タイトル書き出しておきます🎥
1.「羊たちの沈黙」(1990)
2.「8 1/2」(1963)
3.「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(1964)
4.「霧につつまれたハリネズミ」(1975)
5.「ふしぎの国のアリス」(1951)
6.「スクリーム」(1996)
7.「コックと泥棒、その妻と愛人」(1989)
8.「狩人の夜」(1995)
9.「パルプ・フィクション」(1994)
10.「CHICAGO」(2002)
11.「ファウスト」(1994)
12.「ハードキャンディ」(2005)
13.「アメリカン・サイコ」(2000)
14.「地獄の黙示録」(1979)
15.「ラストエンペラー」(1987)
16.「ホテル・エルロワイヤル」(2018)
17.「ロッキー・ホラー・ショー」(1975)
18.「12人の怒れる男」(1957)
19.「ノーカントリー」(2007)
20.「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2014)
21.「ゴッドファーザー」(1972)
22.「アメリカン・ビューティー」(1999)
23.「黄色いロールス・ロイス」(1964)
24.「おしゃれキャット」(1970)
25.「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993)
26.「イット・フォローズ」(2014)
27.「シャイニング」(1980)
28.「アス」(2019)
29.「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(2019)
30.「透明人間」(2020)
31.「アイズ ワイド シャット」(1999)
32.「ヘレディタリー/継承」(2018)
33.「聖なる鹿殺し」(2017)
34.「情婦」(1957)
35.「サイコ」(1960)
36.「何がジェーンに起こったか」(1962)
37.「ラ・ラ・ランド」(2016)
38.「ムーンライズ・キングダム」(2012)
39.「パラサイト 半地下の家族」(2019)
40.「スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション」(2011)
41.「ファントム・オブ・パラダイス」(1974)
42.「羊たちの沈没」(1994)
« close

https://www.neverendingchartrendering.or...
上4段はほぼ固定、下2段は気分で流動って感じですがスクリームをシリーズから2本選ぶくらいには好き
(5をまだ見てないうちに6のDVD予約がamazonで始まってて焦る)
おすすめの映画あれば教えてください
(追記)
alt機能代わりに全タイトル書き出しておきます🎥
1.「羊たちの沈黙」(1990)
2.「8 1/2」(1963)
3.「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(1964)
4.「霧につつまれたハリネズミ」(1975)
5.「ふしぎの国のアリス」(1951)
6.「スクリーム」(1996)
7.「コックと泥棒、その妻と愛人」(1989)
8.「狩人の夜」(1995)
9.「パルプ・フィクション」(1994)
10.「CHICAGO」(2002)
11.「ファウスト」(1994)
12.「ハードキャンディ」(2005)
13.「アメリカン・サイコ」(2000)
14.「地獄の黙示録」(1979)
15.「ラストエンペラー」(1987)
16.「ホテル・エルロワイヤル」(2018)
17.「ロッキー・ホラー・ショー」(1975)
18.「12人の怒れる男」(1957)
19.「ノーカントリー」(2007)
20.「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2014)
21.「ゴッドファーザー」(1972)
22.「アメリカン・ビューティー」(1999)
23.「黄色いロールス・ロイス」(1964)
24.「おしゃれキャット」(1970)
25.「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993)
26.「イット・フォローズ」(2014)
27.「シャイニング」(1980)
28.「アス」(2019)
29.「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(2019)
30.「透明人間」(2020)
31.「アイズ ワイド シャット」(1999)
32.「ヘレディタリー/継承」(2018)
33.「聖なる鹿殺し」(2017)
34.「情婦」(1957)
35.「サイコ」(1960)
36.「何がジェーンに起こったか」(1962)
37.「ラ・ラ・ランド」(2016)
38.「ムーンライズ・キングダム」(2012)
39.「パラサイト 半地下の家族」(2019)
40.「スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション」(2011)
41.「ファントム・オブ・パラダイス」(1974)
42.「羊たちの沈没」(1994)
« close

独孤伽羅、楊堅
楊堅の人相について、『隋書』高祖本紀は〈為人龍顏、額上有玉柱入頂〉
『北史』隋高祖文帝本紀は〈帝龍頷、額上有五柱入頂〉としていて微妙に違いがあることを知る
「玉柱」は額の上に盛り上がった筋肉があることらしいけど角っぽい(?)傷にしました 許して
中野美代子『中国の妖怪』( 岩波書店 1983)によれば、「龍顔」とはふつう「天子の顔」の意味であるが、もともと「顔」とは「額顙」つまり額を指す言葉であり、「龍のような額」=「高く盛り上がった眉骨」を表していたらしいです。ここでの用例がそれにあたるかはわからないけど
『北史』の「龍頷」は龍の顎の意味だし(これも龍顔の誤りではないかと思うが)目元も顎も龍っぽかったってことで
#楊堅 #独孤伽羅
『儒教の知恵 矛盾の中に生きる』(串田久治、中央公論新社 2003)
『王朝滅亡の予言歌 古代中国の童謡』でお馴染み串田先生の儒教本
串田先生編著の『天変地異はどう語られてきたか 中国・日本・朝鮮・東南アジア』を読んだ際に串田先生の書き物好きかもな…となったので読んだけど、やっぱり好きだった
タイトル通り「儒教に学ぶ」系の主旨で書かれた本だけど押し付けがましさもなく、儒教の思想や慣習などの基礎的な部分をちゃんと抑えている良書でした
そのうえで副題の通り中国史(儒教社会)に生きた人々の理念と現実のギャップや矛盾に着目し、そこをしっかりめに掘り下げているのがいい
そして原則を設け理想をうたいつつも、ときには積極的に例外を認め現実に対応する儒教の現実主義的な面も描き出している
儒教思想の入門書なら『儒教入門』(土田健次郎、東京大学出版会 2011)を最初に薦めるかなって感じだけど、エピソードの引用が豊富だし読みやすいのは断然こっちだと思います
儒教社会に生きる人たちの矛盾という着眼点にちょっと捻りがあるので、中国史の人々の価値観が知りたい人がはじめに読む本にいいかもしれない
次『「生き方」の中国史 中華の民の生存原理』(竹内康浩、岩波書店 2005)で(いつもお薦めしてるけどこれもいい本なので…)
串田先生の、中国史に生きた人々の矛盾や苦悩についてむやみに理非曲直をあげつらわず、かといって入れ込むでもなく程よい距離感で淡々と記す感じかなり好きです
同先生の『無用の用 中国古典から今を読み解く』(研文出版 2008)もそのうち読みたい
『王朝滅亡の予言歌 古代中国の童謡』でお馴染み串田先生の儒教本
串田先生編著の『天変地異はどう語られてきたか 中国・日本・朝鮮・東南アジア』を読んだ際に串田先生の書き物好きかもな…となったので読んだけど、やっぱり好きだった
タイトル通り「儒教に学ぶ」系の主旨で書かれた本だけど押し付けがましさもなく、儒教の思想や慣習などの基礎的な部分をちゃんと抑えている良書でした
そのうえで副題の通り中国史(儒教社会)に生きた人々の理念と現実のギャップや矛盾に着目し、そこをしっかりめに掘り下げているのがいい
そして原則を設け理想をうたいつつも、ときには積極的に例外を認め現実に対応する儒教の現実主義的な面も描き出している
儒教思想の入門書なら『儒教入門』(土田健次郎、東京大学出版会 2011)を最初に薦めるかなって感じだけど、エピソードの引用が豊富だし読みやすいのは断然こっちだと思います
儒教社会に生きる人たちの矛盾という着眼点にちょっと捻りがあるので、中国史の人々の価値観が知りたい人がはじめに読む本にいいかもしれない
次『「生き方」の中国史 中華の民の生存原理』(竹内康浩、岩波書店 2005)で(いつもお薦めしてるけどこれもいい本なので…)
串田先生の、中国史に生きた人々の矛盾や苦悩についてむやみに理非曲直をあげつらわず、かといって入れ込むでもなく程よい距離感で淡々と記す感じかなり好きです
同先生の『無用の用 中国古典から今を読み解く』(研文出版 2008)もそのうち読みたい
「玄武門の変」は、中国史上極めて血なまぐさく残酷な宮廷政変である。李世民は玄武門において精密に布局し、果断に実行し、彼の射た一矢は兄の喉を貫いた。中国古代において、暴力によって政権を奪取する事件は枚挙にいとまがなく、歴史に絶えず記載されている。しかし、暴力によって政権を奪ったものの中で、李世民のように輝かしい業績を残したものは、殆ど存在しない。
「貞観の治」については、古来より史家が得々と語り継いできた。唐の太宗は在位二十三年のなかで、善く納諫し、政治に励み、君主制の時代に文明的な政治環境と君主と臣民の調和した関係を創造しただけでなく、唐朝三百年の制度の基礎を定め、またその後千年の中国の明主の模範となった。
貞観の時代の誕生と発展には太宗の英明さが必要不可欠であった。しかし“英明”の二文字だけでは、太宗が輝かしい業績を成し遂げられた理由も、玄武門での血なまぐさい殺戮を解明することもできないだろう。
玄武門の変から貞観の治まで(従玄武門之変到貞観之治)、李世民は一体何を経験したのだろうか。本書は史料に立脚し、文章の奥に隠された歴史のニュアンスを探り、人物の名言されていない動機を探り、なぜこの時代に、なぜこの帝王が、これほどの偉業を成し遂げたのかを解き明かしていく。
(孟憲実『従玄武門之変到貞観之治』(浙江人民出版社 2021)の紹介文の訳)
ドラマ贞观之治の脚本にも参加している孟憲実(中国の歴史研究者)を調べていてこの本の存在を知った
買うしかない…
twitterのLGBTQ差別(突出してトランスジェンダー差別)の底が抜けててもう色々とダメだな…って思ってます
今のtwitterって言葉の刃物を振り回してる人が大勢いて、対象に含まれる人は傷だらけになってたり命の危険すら覚えているかもしれないのに(誇張じゃなくてtwitterの書き込みを見て自ら命を絶つ人もすでにいると思う)、そういった惨状を見ないふりして日常ツイートや創作ツイートをするだけの開き直りが今の私には難しくなってきた
twitterを活用しながらtwitter内で起きている差別に心を痛めたり、逆に自衛のためにいわゆる「政治的」な話題を無視して創作や趣味のためにのみ活用している人もいるのは理解しているし、自分自身もここ半年くらいは後者の状態だったんですが
自分のような左派クィア女がtwitterで意見を主張し続けるのも一つの抵抗だと思って使い続けていたけど、最近は自衛のために積極的に「政治的」な発信をするのを避けてるし、それってはたから見たらtwitterの右派の激流に飲まれてるのとほぼ一緒じゃん…と自分で思ってしまう
最終的にいつもこれに帰結するけどtwitter滅びないかな
というかtwitter滅亡を願う前にいずれあの場を去る決断をしないといけないんだと思う
今のtwitterって言葉の刃物を振り回してる人が大勢いて、対象に含まれる人は傷だらけになってたり命の危険すら覚えているかもしれないのに(誇張じゃなくてtwitterの書き込みを見て自ら命を絶つ人もすでにいると思う)、そういった惨状を見ないふりして日常ツイートや創作ツイートをするだけの開き直りが今の私には難しくなってきた
twitterを活用しながらtwitter内で起きている差別に心を痛めたり、逆に自衛のためにいわゆる「政治的」な話題を無視して創作や趣味のためにのみ活用している人もいるのは理解しているし、自分自身もここ半年くらいは後者の状態だったんですが
自分のような左派クィア女がtwitterで意見を主張し続けるのも一つの抵抗だと思って使い続けていたけど、最近は自衛のために積極的に「政治的」な発信をするのを避けてるし、それってはたから見たらtwitterの右派の激流に飲まれてるのとほぼ一緒じゃん…と自分で思ってしまう
最終的にいつもこれに帰結するけどtwitter滅びないかな
というかtwitter滅亡を願う前にいずれあの場を去る決断をしないといけないんだと思う
少し前にドラマ贞观之治の李世民さんの色気にあてられて性欲が戻ってきたと言ってたけど最近はドラマを真面目に鑑賞するあまり馬躍李世民さんを性的に消費するのも躊躇われるようになった
こんなに三次元李世民さんに萌えたことないのに…
制作陣が性的に消費しろと言わんばかりのセクシーな李世民さんを作り上げてるのに…
これは本当に無念
张建亚(ロマコメ出身監督)が李世民x長孫氏を撮るのが巧すぎて男女cp厨の本気の火力エグ!ってなって悔しいのでドラマ贞观之治をクィアリーディングするのはやめません(李世民x長孫氏cp自体は大好きで毎回拝みながら鑑賞している人間の最低限の抵抗)
こんなに三次元李世民さんに萌えたことないのに…
制作陣が性的に消費しろと言わんばかりのセクシーな李世民さんを作り上げてるのに…
これは本当に無念
张建亚(ロマコメ出身監督)が李世民x長孫氏を撮るのが巧すぎて男女cp厨の本気の火力エグ!ってなって悔しいのでドラマ贞观之治をクィアリーディングするのはやめません(李世民x長孫氏cp自体は大好きで毎回拝みながら鑑賞している人間の最低限の抵抗)
ドラマ贞观之治14話
貝州で李志安と李思行を捕まえていた役人は趙徳言らしい。趙徳言!?
趙徳言については『新唐書』突厥伝に「突厥の風俗はもともと質素なものであったが、頡利可汗は中国人の趙徳言を得ると、その才能を高く買い国政を委ねた。趙徳言はしだいに国政を左右するようになった。また胡人(ソグド人などの西域人)にも国政を任せ、宗族の者を遠ざけて用いなかった。軍を動員して中国の辺境に侵入するとなると、下のものは困苦に耐えらなくなった。胡人は性質が貪欲で、言動は無定見で信用ならぬことがあり、命令はいつもころころと変わっていた。大飢饉が起き税も厳しく重く、諸部族は次第にふたごころを持つようになった」、『資治通鑑』192に「頡利可汗に重用されて威福を独占し、それまでの淳厚な風俗や簡略な政令を変更し政令を煩苛にした。このため突厥の国人は不満を抱くようになった」の記述があり、唐の東突厥平定の前章としての頡利可汗の失政に関係する人物なのですが、まさかこんなところに登場させてくるとは
あと趙徳言が李志安・李思行を拘束していることを密奏して魏徴に伝えたのが馬周であることも判明しました
情報というか伏線が多い…
でもこのあと馬周が貝州から長安まで逃れて常何の食客になるところからやってくれるのかもと期待が膨らむ
史実では武徳末に益州にいたはずの竇軌、武徳年間に汴州にいたはずの馬周も貝州にいる改変はちょっと気になるけど
全員貝州に集結しすぎ
後半はPTSDを克服する李世民さんのエピソード
玄武門の変ののちも悪夢にうなされ飛び起きる李世民さんとそれを隣で甲斐甲斐しくお世話する長孫氏
牀に寝たまま長孫氏の胸に抱き込まれにいく李世民さんが切なすぎる
2005年製作の中華ドラマでここまで明確にPTSDを描写したドラマあるんですね
夜眠れずに庭に出て後宮に戻ると仏僧と二人で読経する長孫氏がおり、それを背後から見つめながら自分も手を合わせる李世民さんが良かった
のちの李世民さんの仏教信仰ともリンクするであろうあまりにも巧みな脚本 こんなシーンどうやったら思いつくんだ…
秦叔宝と尉遅敬徳が李世民の不安を取り除くために李世民にも言わず門番をやってるのも良かった
脚本的にここで門神ネタを消化するのも巧みすぎる どうやったら思いつくんだ…(n度目)
李淵が玄武門の変以降心身も衰え退位も考えはじめるなか起死回生の一手を打ちたい張婕妤の暗躍もはじまりました
張婕妤が自分は息子がいないから皇后に立ててもらえないのかと李淵に泣きつくんだけど、李元方の生母張氏を張婕妤にしなかった脚本に信頼しかない
張婕妤が長孫安業(長孫晟の第三子で長孫無忌・長孫氏の異母兄。酒を好む無頼で、長孫晟の死後長孫兄妹と晟の妻高氏を家から追い出し、そのため三人は高氏の兄の高士廉を頼った)に接触するという予想外の展開になり、李淵が安業を右監門から右監門将軍に昇進させ、李世民がこれを長孫氏に相談したところで終了
玄武門の変という山場のあともまったく中弛みする様子を見せないドラマ、頼もしい
個人的見所
李世民さんがトラウマを克服して立ち直るシーン
今更だけどこのドラマの長孫氏いいキャラすぎる。このドラマの李世民長孫氏永遠に推せます
« close
貝州で李志安と李思行を捕まえていた役人は趙徳言らしい。趙徳言!?
趙徳言については『新唐書』突厥伝に「突厥の風俗はもともと質素なものであったが、頡利可汗は中国人の趙徳言を得ると、その才能を高く買い国政を委ねた。趙徳言はしだいに国政を左右するようになった。また胡人(ソグド人などの西域人)にも国政を任せ、宗族の者を遠ざけて用いなかった。軍を動員して中国の辺境に侵入するとなると、下のものは困苦に耐えらなくなった。胡人は性質が貪欲で、言動は無定見で信用ならぬことがあり、命令はいつもころころと変わっていた。大飢饉が起き税も厳しく重く、諸部族は次第にふたごころを持つようになった」、『資治通鑑』192に「頡利可汗に重用されて威福を独占し、それまでの淳厚な風俗や簡略な政令を変更し政令を煩苛にした。このため突厥の国人は不満を抱くようになった」の記述があり、唐の東突厥平定の前章としての頡利可汗の失政に関係する人物なのですが、まさかこんなところに登場させてくるとは
あと趙徳言が李志安・李思行を拘束していることを密奏して魏徴に伝えたのが馬周であることも判明しました
情報というか伏線が多い…
でもこのあと馬周が貝州から長安まで逃れて常何の食客になるところからやってくれるのかもと期待が膨らむ
史実では武徳末に益州にいたはずの竇軌、武徳年間に汴州にいたはずの馬周も貝州にいる改変はちょっと気になるけど
全員貝州に集結しすぎ
後半はPTSDを克服する李世民さんのエピソード
玄武門の変ののちも悪夢にうなされ飛び起きる李世民さんとそれを隣で甲斐甲斐しくお世話する長孫氏
牀に寝たまま長孫氏の胸に抱き込まれにいく李世民さんが切なすぎる
2005年製作の中華ドラマでここまで明確にPTSDを描写したドラマあるんですね
夜眠れずに庭に出て後宮に戻ると仏僧と二人で読経する長孫氏がおり、それを背後から見つめながら自分も手を合わせる李世民さんが良かった
のちの李世民さんの仏教信仰ともリンクするであろうあまりにも巧みな脚本 こんなシーンどうやったら思いつくんだ…
秦叔宝と尉遅敬徳が李世民の不安を取り除くために李世民にも言わず門番をやってるのも良かった
脚本的にここで門神ネタを消化するのも巧みすぎる どうやったら思いつくんだ…(n度目)
李淵が玄武門の変以降心身も衰え退位も考えはじめるなか起死回生の一手を打ちたい張婕妤の暗躍もはじまりました
張婕妤が自分は息子がいないから皇后に立ててもらえないのかと李淵に泣きつくんだけど、李元方の生母張氏を張婕妤にしなかった脚本に信頼しかない
張婕妤が長孫安業(長孫晟の第三子で長孫無忌・長孫氏の異母兄。酒を好む無頼で、長孫晟の死後長孫兄妹と晟の妻高氏を家から追い出し、そのため三人は高氏の兄の高士廉を頼った)に接触するという予想外の展開になり、李淵が安業を右監門から右監門将軍に昇進させ、李世民がこれを長孫氏に相談したところで終了
玄武門の変という山場のあともまったく中弛みする様子を見せないドラマ、頼もしい
個人的見所
李世民さんがトラウマを克服して立ち直るシーン
今更だけどこのドラマの長孫氏いいキャラすぎる。このドラマの李世民長孫氏永遠に推せます
« close
ドラマ贞观之治13話
魏徴と李世民が皮肉たっぷりに丁々発止のやりとりしていてバチバチだ…と思ったらサラッと魏徴を太子詹事主簿と河北の勅使に抜擢してて魏徴もエ…で旧秦王府人士もエ!? 私もエ!?
有名な「汝はなぜ兄弟の間を引き裂いたのか」「皇太子が私の献策を受け入れていれば今日の禍はなかったでしょう」のやりとり(魏徴伝)もなかった(魏徴がそれっぽい台詞を言ってはいたが)
その場で河北への使者として魏徴、李桐客(副使)、李五くん(護衛)を出発させた直後に一番キレまくる長孫無忌
このドラマの長孫無忌は単なる嫌な人間というより真剣に李世民のことを思って熱くなるタイプの男っぽい
李世民さんが先を見据えてかつての対立を「徹底した和解」によって乗り越えようとしているのに対し、旧秦王府メンツがいまだ旧東宮府陣営にわだかまりを抱えている微妙な齟齬が明確に
後半は河北にて李世民からの信頼に応えるべく堅実に任務を果たそうとする魏徴と李桐客と李五くんを見られて楽しかったです
地方の役人たち(この人たちも旧東宮府の人間らしい)が旧東宮府の李志安、旧斉王府の李思行を捕まえていて、魏徴が河北に派遣されたのは皇太子(李世民)による旧東宮府の人間を誘き寄せて一網打尽にする策だと誤解して謀略を巡らせるなか涼しい顔して上手をいく魏徴
このとき魏徴が出す宴席に呼んでほしい人物(全員逃亡中の旧東宮府関係者)のリストに竇軌の名前があるんだけど竇軌はふつうに李世民派だろ(参考)
唐臨の名前が上がってたのは納得だし今後出演してほしい。李道宗と韋挺に「大夫もまた班を乱しております」という唐臨が見たい
政務に励む李五くんと魏徴が仲良くなってるのも良かった 可愛い
個人的見所
李世民さんがちゃんと長孫無忌にお説教したのに無忌が魏徴の家まで河北に行くのに使う馬車を届けた際に「これは貴方に賜与されたものではない。あくまでお貸しするだけですので」って笑顔で言ってたところ。笑った。やっぱりちょっと嫌な人間なのでは…
妻の裴氏に「それは皇太子のご意向?」と尋ねられて「長孫無忌の意思だろう」と見抜いている魏徴も良かった
张建亚はまじめに三角関係(というか李世民総愛され)を描く天才だと思う
« close
魏徴と李世民が皮肉たっぷりに丁々発止のやりとりしていてバチバチだ…と思ったらサラッと魏徴を太子詹事主簿と河北の勅使に抜擢してて魏徴もエ…で旧秦王府人士もエ!? 私もエ!?
有名な「汝はなぜ兄弟の間を引き裂いたのか」「皇太子が私の献策を受け入れていれば今日の禍はなかったでしょう」のやりとり(魏徴伝)もなかった(魏徴がそれっぽい台詞を言ってはいたが)
その場で河北への使者として魏徴、李桐客(副使)、李五くん(護衛)を出発させた直後に一番キレまくる長孫無忌
このドラマの長孫無忌は単なる嫌な人間というより真剣に李世民のことを思って熱くなるタイプの男っぽい
李世民さんが先を見据えてかつての対立を「徹底した和解」によって乗り越えようとしているのに対し、旧秦王府メンツがいまだ旧東宮府陣営にわだかまりを抱えている微妙な齟齬が明確に
後半は河北にて李世民からの信頼に応えるべく堅実に任務を果たそうとする魏徴と李桐客と李五くんを見られて楽しかったです
地方の役人たち(この人たちも旧東宮府の人間らしい)が旧東宮府の李志安、旧斉王府の李思行を捕まえていて、魏徴が河北に派遣されたのは皇太子(李世民)による旧東宮府の人間を誘き寄せて一網打尽にする策だと誤解して謀略を巡らせるなか涼しい顔して上手をいく魏徴
このとき魏徴が出す宴席に呼んでほしい人物(全員逃亡中の旧東宮府関係者)のリストに竇軌の名前があるんだけど竇軌はふつうに李世民派だろ(参考)
唐臨の名前が上がってたのは納得だし今後出演してほしい。李道宗と韋挺に「大夫もまた班を乱しております」という唐臨が見たい
政務に励む李五くんと魏徴が仲良くなってるのも良かった 可愛い
個人的見所
李世民さんがちゃんと長孫無忌にお説教したのに無忌が魏徴の家まで河北に行くのに使う馬車を届けた際に「これは貴方に賜与されたものではない。あくまでお貸しするだけですので」って笑顔で言ってたところ。笑った。やっぱりちょっと嫌な人間なのでは…
妻の裴氏に「それは皇太子のご意向?」と尋ねられて「長孫無忌の意思だろう」と見抜いている魏徴も良かった
张建亚はまじめに三角関係(というか李世民総愛され)を描く天才だと思う
« close
ドラマ贞观之治12話
冒頭で常何が有能に描かれていて嬉しい。今後馬周が登場するときに活躍する未来が見えました
このドラマ玄武門の変の騒乱部分はばっさり省略してていさぎよい
異変に気づいた李建成と李元吉の前に李世民が現れて両者睨み合いになり、弓を引こうとする李元吉を見て李世民さんが一瞬諦めたような顔をして弓を引いたところで場面が変わり、長孫無忌に支えられながら太極殿に向かう李淵の姿が映る
李世民さんが泣いて土下座してるのに李淵がそれを見ようともせず、すでに亡き建成と元吉に対して「私が見殺しにしてしまった」と悲嘆するのがあまりに悲しい
これ以上何を望むのかと問う李淵に、私は天下の兵を支配しますと覚悟のこもった瞳で返す李世民さんも悲しくて、李淵の胸で慟哭する李世民さんも見たかったけどこのドラマオリジナルシーンも好きです
玄武門の変ののちの夜、就寝中の李世民さんがうなされて目を覚まし、汗に濡れた顔をくしゃくしゃにして泣き出すシーンがもうヤバッて感じでした 悲しすぎて
こんなにも明確にPTSDの描写が出てくるとは思ってなくてびっくりした
ぼんやりしたまま長孫氏に汗と涙を拭ってもらう李世民さんもつらかった、李世民のPTSDだけじゃなくそれをケアする長孫氏まで描いてるのもしっかりしてる
李世民の立太子シーンで例の双童髻李世民さん(>>156)が見られたんですが、ここまでの精神的ダメージの蓄積により特にはしゃげるわけもなく…
李世民立太子のあとはガス抜きなのかコミカルなシーンも多々あり、特に長安にとどまって妻と酒造りしてる魏徴が卑屈さ全開になってて良かったです
李世民が魏徴に贈った《賜魏徴詩》に「醽醁」「翠涛」という酒が登場し、魏徴がこの二つの酒を醸造していたという話があるんですが、まさかこの話をドラマ内で活かしてくるとは思わなかったので感心
あと魏徴が奥さんに同門の房玄齢を頼ってはと言われて「房玄齢を頼るなら死んだほうがましだ」とまで言い切っててよっぽど仲悪い設定らしい
薛萬徹が李世民に帰順してくれたのは嬉しいけど人間性が軽く描かれてるのは残念だった
李靖がやたらフッ軽なのは笑った
何やかんやあって魏徴が李世民さんの前に引き出されたんですが、李世民さんが激昂するでもなく秦王府の人士と魏徴を笑いものにしてる雰囲気でこれ何??
やりとりの最中で魏徴の真っ当な返答を聞いてふーむ…ってなってる李世民さん可愛いけどみんな態度悪い 中途半端なところで終わったので続きが気になる
ドラマ贞观之治ってこういう「登場人物性格悪…」ってなるオリジナルシーンが地味に多く挿入されるので困る
個人的見所
李元吉が李建成に献上した女楽(琵琶の引き手)さんがいいキャラしてて好き
このドラマ決して出番の多くはない脇役にも味があっていい
« close
冒頭で常何が有能に描かれていて嬉しい。今後馬周が登場するときに活躍する未来が見えました
このドラマ玄武門の変の騒乱部分はばっさり省略してていさぎよい
異変に気づいた李建成と李元吉の前に李世民が現れて両者睨み合いになり、弓を引こうとする李元吉を見て李世民さんが一瞬諦めたような顔をして弓を引いたところで場面が変わり、長孫無忌に支えられながら太極殿に向かう李淵の姿が映る
李世民さんが泣いて土下座してるのに李淵がそれを見ようともせず、すでに亡き建成と元吉に対して「私が見殺しにしてしまった」と悲嘆するのがあまりに悲しい
これ以上何を望むのかと問う李淵に、私は天下の兵を支配しますと覚悟のこもった瞳で返す李世民さんも悲しくて、李淵の胸で慟哭する李世民さんも見たかったけどこのドラマオリジナルシーンも好きです
玄武門の変ののちの夜、就寝中の李世民さんがうなされて目を覚まし、汗に濡れた顔をくしゃくしゃにして泣き出すシーンがもうヤバッて感じでした 悲しすぎて
こんなにも明確にPTSDの描写が出てくるとは思ってなくてびっくりした
ぼんやりしたまま長孫氏に汗と涙を拭ってもらう李世民さんもつらかった、李世民のPTSDだけじゃなくそれをケアする長孫氏まで描いてるのもしっかりしてる
李世民の立太子シーンで例の双童髻李世民さん(>>156)が見られたんですが、ここまでの精神的ダメージの蓄積により特にはしゃげるわけもなく…
李世民立太子のあとはガス抜きなのかコミカルなシーンも多々あり、特に長安にとどまって妻と酒造りしてる魏徴が卑屈さ全開になってて良かったです
李世民が魏徴に贈った《賜魏徴詩》に「醽醁」「翠涛」という酒が登場し、魏徴がこの二つの酒を醸造していたという話があるんですが、まさかこの話をドラマ内で活かしてくるとは思わなかったので感心
あと魏徴が奥さんに同門の房玄齢を頼ってはと言われて「房玄齢を頼るなら死んだほうがましだ」とまで言い切っててよっぽど仲悪い設定らしい
薛萬徹が李世民に帰順してくれたのは嬉しいけど人間性が軽く描かれてるのは残念だった
李靖がやたらフッ軽なのは笑った
何やかんやあって魏徴が李世民さんの前に引き出されたんですが、李世民さんが激昂するでもなく秦王府の人士と魏徴を笑いものにしてる雰囲気でこれ何??
やりとりの最中で魏徴の真っ当な返答を聞いてふーむ…ってなってる李世民さん可愛いけどみんな態度悪い 中途半端なところで終わったので続きが気になる
ドラマ贞观之治ってこういう「登場人物性格悪…」ってなるオリジナルシーンが地味に多く挿入されるので困る
個人的見所
李元吉が李建成に献上した女楽(琵琶の引き手)さんがいいキャラしてて好き
このドラマ決して出番の多くはない脇役にも味があっていい
« close
ドラマ贞观之治11話
李世民「お前たちの首と対面かと思っていた」→房玄齢「事前に冗談とは、どうやら大丈夫のようですな」のやりとり良すぎる
史実だと決起をためらう李世民が占いしていたところに張公謹が乱入し、亀の甲羅を投げ棄てて李世民を叱咤し決起を決断させるんですが(張公謹伝)、このドラマではほぼ決起が確定したのに突然誰かが占いをしようと言い出し、みんなで占いをはじめたところ長孫無忌が甲羅を蹴り上げてみんなを叱咤するという流れになっててエ??ってなりました
取ってつけたようなシーンに困惑
でも覚悟を決めて「どこから手をつけるべきか?」という李世民に「殿下のお勇気からですわ!」といきなり部屋の影から長孫氏が喝を入れる改変は大好きです
ただオリジナルのシーン入れるなら長孫氏が出ずから臣下に甲冑を渡して叱咤したエピソード(文徳皇后長孫氏伝)も映像化してほしかった
李世民さんの沐浴シーンでちょっと心がざわついたんですが(馬躍李世民性的消費クラブ)、お風呂上がりに李世民さんの手が震えていて長孫氏が銅鏡を持つのを支えてやるのにヒッ…てなった
台詞がなくても手の動きや視線で登場人物の感情や心境を表現するのが巧みすぎるドラマ
しかもマチズモ強めな李世民さんの弱さや脆さも丁寧に描くあたりが信頼できる
玄武門の変の朝の描写、鎖子甲(鎖帷子)を身につけて礼服を着込む李世民と甲冑を着込む臣下、夜明けの薄暗さと静謐のなかで口に木製の棒を噛む将士、蹄に麻布を巻かれる馬、鳩の鳴き真似を使って玄武門の外と内とで呼応する秦王府の人間たち… この「静」のシーンあまりに良すぎる
玄武門の変のおおまかな時系列(『資治通鑑』に拠る)は
・傅奕が李淵へ「秦王が天下を取る予兆があった」と密奏
→李淵がその書状を李世民へ見せるも、李世民は建成と元吉が李淵の妃嬪と密通していることを密奏。「臣は兄弟に対して毛ほども背いていないのに、今臣を殺せば君親の仲が永遠に行き違うことになる」と李淵に告げる
→李淵が「翌日に兄弟を鞫訊する、お前は早くに参内しておくよう」と言う
→翌朝李世民が参内し玄武門に伏兵を置く。張婕妤がこれを知り李建成、李元吉に告げる。元吉は病気と称して参内せず兵を起こすよう勧めるが、建成は共に入参し事情を尋ねるよう玄武門へ向かう(この頃に李淵が裴寂、蕭禹、陳叔達らを呼び出しこの事案について話し合いをする)
→建成、元吉が臨湖殿まで来て異変に気付き東宮府まで馬首を返すが、世民が建成を射殺し、尉遅敬徳が元吉を討ち取る
→李淵がまさに海池へ舟を浮かべようとしていたとき、世民が武装し槊を持ったままの敬徳を宿衞へ派遣する
→敬徳「太子と斉王が乱を起こし、秦王がこれを誅しました。陛下が驚動するのを恐れ、秦王が臣を宿衞へ派遣したのです」
→蕭禹と陳叔達が李淵に世民を太子にし国事を委ねるよう献策する
→敬徳が手敕を降ろして諸軍を世民の指揮下へ入れるよう請い、李淵が従う。宇文士及が東上閤門から敕を宣伝し、ようやく騒動が収まる。
→李淵が裴矩を東宮へ派遣して、諸将卒を諭し解散させる
→李淵が世民を呼び出し慰撫する
李淵「近頃は私も、讒言に惑わされることもあったのだ」
→世民が跪き李淵の胸にもたれ、長い間慟哭する
なんですが、このドラマでは建成元吉を李世民が討つ前に李淵に「臣は兄弟に対して気ほども背いていない」と告げ船の上に誘導して避難(孤立)させ、そこで自ら兄弟を討つことを李淵に示唆し、李淵もすべてを理解して諦める…という流れに改変されていました
この流れも悪くはないけどこのドラマでまっすぐ玄武門の変を描いてほしかった気持ちもある
でもラストの何も事情を知らないまま李淵に琵琶を届けに来た怯える侍臣に「気をつけよ、陛下はいま御機嫌が悪い」とだけ告げる李世民には正直唸った
本心では史実を忠実に映像化してほしいけど改変したところはしたところでいい味してるから悩ましいドラマ
見所
終盤のシーン全部 特にすべてを察した李淵がもうわかったと言わんばかりに袖を振るシーン
ここ素晴らしかった 見苦しくなさというか
李淵の護衛役(名目上)の無忌に「無忌、事は重大だ。しくじるなよ」とだけ言って船を降りていく李世民さんもよかった
改変多いけど玄武門の変を丁寧に撮ろうという気概は感じるので感謝しかない
« close
李世民「お前たちの首と対面かと思っていた」→房玄齢「事前に冗談とは、どうやら大丈夫のようですな」のやりとり良すぎる
史実だと決起をためらう李世民が占いしていたところに張公謹が乱入し、亀の甲羅を投げ棄てて李世民を叱咤し決起を決断させるんですが(張公謹伝)、このドラマではほぼ決起が確定したのに突然誰かが占いをしようと言い出し、みんなで占いをはじめたところ長孫無忌が甲羅を蹴り上げてみんなを叱咤するという流れになっててエ??ってなりました
取ってつけたようなシーンに困惑
でも覚悟を決めて「どこから手をつけるべきか?」という李世民に「殿下のお勇気からですわ!」といきなり部屋の影から長孫氏が喝を入れる改変は大好きです
ただオリジナルのシーン入れるなら長孫氏が出ずから臣下に甲冑を渡して叱咤したエピソード(文徳皇后長孫氏伝)も映像化してほしかった
李世民さんの沐浴シーンでちょっと心がざわついたんですが(馬躍李世民性的消費クラブ)、お風呂上がりに李世民さんの手が震えていて長孫氏が銅鏡を持つのを支えてやるのにヒッ…てなった
台詞がなくても手の動きや視線で登場人物の感情や心境を表現するのが巧みすぎるドラマ
しかもマチズモ強めな李世民さんの弱さや脆さも丁寧に描くあたりが信頼できる
玄武門の変の朝の描写、鎖子甲(鎖帷子)を身につけて礼服を着込む李世民と甲冑を着込む臣下、夜明けの薄暗さと静謐のなかで口に木製の棒を噛む将士、蹄に麻布を巻かれる馬、鳩の鳴き真似を使って玄武門の外と内とで呼応する秦王府の人間たち… この「静」のシーンあまりに良すぎる
玄武門の変のおおまかな時系列(『資治通鑑』に拠る)は
・傅奕が李淵へ「秦王が天下を取る予兆があった」と密奏
→李淵がその書状を李世民へ見せるも、李世民は建成と元吉が李淵の妃嬪と密通していることを密奏。「臣は兄弟に対して毛ほども背いていないのに、今臣を殺せば君親の仲が永遠に行き違うことになる」と李淵に告げる
→李淵が「翌日に兄弟を鞫訊する、お前は早くに参内しておくよう」と言う
→翌朝李世民が参内し玄武門に伏兵を置く。張婕妤がこれを知り李建成、李元吉に告げる。元吉は病気と称して参内せず兵を起こすよう勧めるが、建成は共に入参し事情を尋ねるよう玄武門へ向かう(この頃に李淵が裴寂、蕭禹、陳叔達らを呼び出しこの事案について話し合いをする)
→建成、元吉が臨湖殿まで来て異変に気付き東宮府まで馬首を返すが、世民が建成を射殺し、尉遅敬徳が元吉を討ち取る
→李淵がまさに海池へ舟を浮かべようとしていたとき、世民が武装し槊を持ったままの敬徳を宿衞へ派遣する
→敬徳「太子と斉王が乱を起こし、秦王がこれを誅しました。陛下が驚動するのを恐れ、秦王が臣を宿衞へ派遣したのです」
→蕭禹と陳叔達が李淵に世民を太子にし国事を委ねるよう献策する
→敬徳が手敕を降ろして諸軍を世民の指揮下へ入れるよう請い、李淵が従う。宇文士及が東上閤門から敕を宣伝し、ようやく騒動が収まる。
→李淵が裴矩を東宮へ派遣して、諸将卒を諭し解散させる
→李淵が世民を呼び出し慰撫する
李淵「近頃は私も、讒言に惑わされることもあったのだ」
→世民が跪き李淵の胸にもたれ、長い間慟哭する
なんですが、このドラマでは建成元吉を李世民が討つ前に李淵に「臣は兄弟に対して気ほども背いていない」と告げ船の上に誘導して避難(孤立)させ、そこで自ら兄弟を討つことを李淵に示唆し、李淵もすべてを理解して諦める…という流れに改変されていました
この流れも悪くはないけどこのドラマでまっすぐ玄武門の変を描いてほしかった気持ちもある
でもラストの何も事情を知らないまま李淵に琵琶を届けに来た怯える侍臣に「気をつけよ、陛下はいま御機嫌が悪い」とだけ告げる李世民には正直唸った
本心では史実を忠実に映像化してほしいけど改変したところはしたところでいい味してるから悩ましいドラマ
見所
終盤のシーン全部 特にすべてを察した李淵がもうわかったと言わんばかりに袖を振るシーン
ここ素晴らしかった 見苦しくなさというか
李淵の護衛役(名目上)の無忌に「無忌、事は重大だ。しくじるなよ」とだけ言って船を降りていく李世民さんもよかった
改変多いけど玄武門の変を丁寧に撮ろうという気概は感じるので感謝しかない
« close
ドラマ贞观之治10話
過去の投稿で8話までしか見てないと書いてたけど10話目までは見てました(どうでもいい訂正)
「李世民をこの手で殺害する」と語る李元吉に「私は皇太子の座を守るためにやっているのに、お前はなぜそこまで秦王を恨むんだ?」とはじめて尋ねる李建成
李元吉の答えは「兄上と秦王にはわからないのだ。俺は醜いせいで親に愛されなかった。乳母がいなければ今この世にはいなかった。秦王は俺を嫌い、父も俺を嫌う。しかし秦王は父に愛されている」(意訳)
史実では李淵は李元吉のこと贔屓してると思うけど、李元吉が産まれた際に竇氏が容貌を嫌って取り上げず、侍媼の陳善意が私的に乳を与えて育てたというのも史実だし
(成長すると常に奴隷や婦妾たちに武装させて戦争ごっこをやって多くの死傷者を出し、のちに元吉も負傷したので陳善意がこれを止めさせると、元吉は怒って壮士に命じ陳善意をひしぎ殺させ、慈訓夫人の私諡を贈った、というところまで史実(巣王元吉伝))
李建成が李元吉の話を聞いて「私は知らなかった。本当に何も知らなかった」と言ったのも悲しくてよかった
三兄弟の「特権者」と「持たざる者」の立体的な関係性が付加されて物語がすごく深まった
いよいよ火急の危機に陥った李世民が一縷の望みを繋ぎ李靖の家を訪ねるシーンこの回でした
ここ好き 家にペットの虎と紅拂女(張出塵)がいるのも好き
李靖はあくまで中立の立場を貫くといって譲らないので李世民さんは早々に帰ってて可愛い 体感2分
そのあと李靖が「秦王が無事であればいいのだが」とこぼして紅拂女に「中立だと仰ったのに?」と言われてるのも可愛い
史実でもそうだけど李靖も李世勣も李世民に兵を起こすことについて相談されたのを李淵に報告しなかった時点で中立ではないと思います
いよいよ次の回で玄武門の変が起こってしまう
ラストで「ずっと願っていました、このような惨事から逃れられることを」と語る長孫氏に「私もずっとそう思っていた。だが今はもう何も考えたくはない」と返す李世民 静かに涙を拭う長孫氏 切なすぎる
n回目を承知でいうけどこのドラマ人間を描くのがほんとうに巧い
自分が2年前にここで視聴をやめて李靖x李世民創作にいそしんだ理由がわかりました、初見だったらこのしんどさに一旦逃避しても全然不思議じゃない(それでも2年間視聴放置してたのはどうかと思うけど)
個人的見所
李元吉のシーンが特に好きだけど秀逸なシーンが多すぎるぶんつらい回だった
李世民のセクシーさが抑えられてるとこのドラマのしんどさをストレートに味わってしまう。常時セクシーで水割りしてほしい
« close
過去の投稿で8話までしか見てないと書いてたけど10話目までは見てました(どうでもいい訂正)
「李世民をこの手で殺害する」と語る李元吉に「私は皇太子の座を守るためにやっているのに、お前はなぜそこまで秦王を恨むんだ?」とはじめて尋ねる李建成
李元吉の答えは「兄上と秦王にはわからないのだ。俺は醜いせいで親に愛されなかった。乳母がいなければ今この世にはいなかった。秦王は俺を嫌い、父も俺を嫌う。しかし秦王は父に愛されている」(意訳)
史実では李淵は李元吉のこと贔屓してると思うけど、李元吉が産まれた際に竇氏が容貌を嫌って取り上げず、侍媼の陳善意が私的に乳を与えて育てたというのも史実だし
(成長すると常に奴隷や婦妾たちに武装させて戦争ごっこをやって多くの死傷者を出し、のちに元吉も負傷したので陳善意がこれを止めさせると、元吉は怒って壮士に命じ陳善意をひしぎ殺させ、慈訓夫人の私諡を贈った、というところまで史実(巣王元吉伝))
李建成が李元吉の話を聞いて「私は知らなかった。本当に何も知らなかった」と言ったのも悲しくてよかった
三兄弟の「特権者」と「持たざる者」の立体的な関係性が付加されて物語がすごく深まった
いよいよ火急の危機に陥った李世民が一縷の望みを繋ぎ李靖の家を訪ねるシーンこの回でした
ここ好き 家にペットの虎と紅拂女(張出塵)がいるのも好き
李靖はあくまで中立の立場を貫くといって譲らないので李世民さんは早々に帰ってて可愛い 体感2分
そのあと李靖が「秦王が無事であればいいのだが」とこぼして紅拂女に「中立だと仰ったのに?」と言われてるのも可愛い
史実でもそうだけど李靖も李世勣も李世民に兵を起こすことについて相談されたのを李淵に報告しなかった時点で中立ではないと思います
いよいよ次の回で玄武門の変が起こってしまう
ラストで「ずっと願っていました、このような惨事から逃れられることを」と語る長孫氏に「私もずっとそう思っていた。だが今はもう何も考えたくはない」と返す李世民 静かに涙を拭う長孫氏 切なすぎる
n回目を承知でいうけどこのドラマ人間を描くのがほんとうに巧い
自分が2年前にここで視聴をやめて李靖x李世民創作にいそしんだ理由がわかりました、初見だったらこのしんどさに一旦逃避しても全然不思議じゃない(それでも2年間視聴放置してたのはどうかと思うけど)
個人的見所
李元吉のシーンが特に好きだけど秀逸なシーンが多すぎるぶんつらい回だった
李世民のセクシーさが抑えられてるとこのドラマのしんどさをストレートに味わってしまう。常時セクシーで水割りしてほしい
« close
幼少期李淵は厳格な母独孤氏に過度な期待と重圧を寄せられているがあまり意に介していない
でも独孤氏が亡くなってからのびのびとして過ごすようになり笑顔が増える
という設定があります
李淵の母独孤氏(元貞皇后)について伝える資料はかなり少ないのですが、新旧唐書太穆皇后伝には妻竇氏が元貞皇后に孝行を以て仕えたことが伝わっています
(姒は夫の兄嫁、娣は夫の弟嫁の意味で、古代中国では夫を共にする正妻や側室を指しても使われる。李淵の兄三人は早逝しており妻帯していた可能性は低く、ここでは後者の意味で解釈しています)
つまり李淵パパって元貞皇后の看病全然してなかったんだな…っていう
李世民は竇氏を熱心に看病していたと『冊府元亀』にあるけど官に就く前の少年期だからそれができたのかな
元貞皇后を特段愛した様子も愛された様子もない李淵にとって、竇氏が崩御して幾年が経とうが母を追慕する李世民はどういう風に映ったんだろう
でも独孤氏が亡くなってからのびのびとして過ごすようになり笑顔が増える
という設定があります
李淵の母独孤氏(元貞皇后)について伝える資料はかなり少ないのですが、新旧唐書太穆皇后伝には妻竇氏が元貞皇后に孝行を以て仕えたことが伝わっています
后事元貞太后以孝聞。太后素有羸疾、時或危篤。諸姒以太后性嚴懼譴、皆稱疾而退、惟后晝夜扶侍、不脫衣履者動淹旬月焉。(『旧唐書』)太穆皇后竇氏伝)
始、元貞太后羸老有疾、而性素嚴、諸姒娣皆畏、莫敢侍。后事之、獨怡謹盡孝、或淹月不釋衣履。(『新唐書』)太穆皇后竇氏伝)
(訳)太穆皇后は元貞太后に孝を以て仕えて名が聞こえた。太后はもとより厳格な性質で、年老いて病となっていた。李淵の側室たちは太后を恐れ、みな病と称して看病を避けたが、ただ太穆皇后のみが昼夜そばで世話をし、あるときはひと月ほども衣服を取り替えることがなかった。
(姒は夫の兄嫁、娣は夫の弟嫁の意味で、古代中国では夫を共にする正妻や側室を指しても使われる。李淵の兄三人は早逝しており妻帯していた可能性は低く、ここでは後者の意味で解釈しています)
つまり李淵パパって元貞皇后の看病全然してなかったんだな…っていう
李世民は竇氏を熱心に看病していたと『冊府元亀』にあるけど官に就く前の少年期だからそれができたのかな
元貞皇后を特段愛した様子も愛された様子もない李淵にとって、竇氏が崩御して幾年が経とうが母を追慕する李世民はどういう風に映ったんだろう
ドラマ贞观之治9話
長いし性的な単語やミームの頻出があるし全体的に上品ではありません
頡利と突利を不和に追い込むために笑顔で突利にボディタッチしたり「頡利も俺たちの親しい関係を知っている、なあ突利、俺の兄弟分よ」とえっちなおねえさんモードをなるのを頡利に見せつける李世民さんエロくて整う
頡利と突利はもう少し大物に描いてほしかったけど李世民にイライラする頡利はエロい
実際に史料にあるシーンだけどここで不快になる頡利の感情の読み解き方の正解がチンイラだとは思わなかった
このドラマは李建成より李元吉をフォーカスしがちだけど、兄弟の宴席の直前に野望に燃える李元吉が宴席で李建成の酒にも毒を仕込ませてるのにはオッ…
ドン引きの楊氏のシーンが挟まることで楊氏が李世民さんに助け舟を出すシーンの説得力が高まっててよかった
宴席のシーンはとにかく李世民さんのセクシーが爆発しててすごかったです
李世民さんが楊氏のこと色っぽい目で見つめたり上機嫌で「妹妹(楊氏)が柘枝の舞いを舞うならもう一杯飲もう」とか言ってて可愛い
楊氏の機転により異変を察した李世民さんが混ぜ物をされていると分かっていながら毒杯を口にして倒れ、慌てて自分を抱き抱える李道宗の手に爪を立てて外に出るよう促すというファインプレーを見せていて格好良さもカンスト
薄暗い宴席、毒杯に倒れる李世民と駆け寄る李道宗、それらに一切動じることなく舞いを舞う大勢の美女と静かに酒を煽る李建成、このシーンのすべてが美しくて良すぎる…
あとここで初お目見えした李道宗が李世民さんを面倒見られるだけの聡明さと機転を備えているのがわかって歓喜
毒を盛られた李世民を担いで運ぶの史実では李神通の役目だったけどナイス改編
楊氏にちょっとメロメロになって脇が甘くなってるのを「あまり飲みすぎると美女の舞いが見られなくなりますよ」と制する李道宗、理想ど真ん中すぎる
李世民さんが秦王府の面子と長孫氏から介抱されてるシーンは画がほぼr18でした
目が覚めた後に長孫無忌に舌を見せてくださいと言われておずおずと舌を出す李世民さんで叫んだ
吐瀉物と嘔吐シーンだけじゃなく爛れた舌まで見せてもらえて あざす
このときの画角が完全に「VR俺とラブラブキスハメしてくれる李世民さん」だった 宇宙一エロい画角だった
好きなシーン
李世民の証言の再現で張國丈の家の家奴から暴行を受ける杜如晦と、張婕妤の誣告の再現で張國丈の家の家奴を痛めつける杜如晦とふたパターンの再現シーンが流れるところ
張婕妤の嘘だと分かっていても極悪人杜如晦の嘘回想シーンで笑った 極悪杜如晦の笑顔かわい〜
« close
長いし性的な単語やミームの頻出があるし全体的に上品ではありません
頡利と突利を不和に追い込むために笑顔で突利にボディタッチしたり「頡利も俺たちの親しい関係を知っている、なあ突利、俺の兄弟分よ」とえっちなおねえさんモードをなるのを頡利に見せつける李世民さんエロくて整う
頡利と突利はもう少し大物に描いてほしかったけど李世民にイライラする頡利はエロい
実際に史料にあるシーンだけどここで不快になる頡利の感情の読み解き方の正解がチンイラだとは思わなかった
このドラマは李建成より李元吉をフォーカスしがちだけど、兄弟の宴席の直前に野望に燃える李元吉が宴席で李建成の酒にも毒を仕込ませてるのにはオッ…
ドン引きの楊氏のシーンが挟まることで楊氏が李世民さんに助け舟を出すシーンの説得力が高まっててよかった
宴席のシーンはとにかく李世民さんのセクシーが爆発しててすごかったです
李世民さんが楊氏のこと色っぽい目で見つめたり上機嫌で「妹妹(楊氏)が柘枝の舞いを舞うならもう一杯飲もう」とか言ってて可愛い
楊氏の機転により異変を察した李世民さんが混ぜ物をされていると分かっていながら毒杯を口にして倒れ、慌てて自分を抱き抱える李道宗の手に爪を立てて外に出るよう促すというファインプレーを見せていて格好良さもカンスト
薄暗い宴席、毒杯に倒れる李世民と駆け寄る李道宗、それらに一切動じることなく舞いを舞う大勢の美女と静かに酒を煽る李建成、このシーンのすべてが美しくて良すぎる…
あとここで初お目見えした李道宗が李世民さんを面倒見られるだけの聡明さと機転を備えているのがわかって歓喜
毒を盛られた李世民を担いで運ぶの史実では李神通の役目だったけどナイス改編
楊氏にちょっとメロメロになって脇が甘くなってるのを「あまり飲みすぎると美女の舞いが見られなくなりますよ」と制する李道宗、理想ど真ん中すぎる
李世民さんが秦王府の面子と長孫氏から介抱されてるシーンは画がほぼr18でした
目が覚めた後に長孫無忌に舌を見せてくださいと言われておずおずと舌を出す李世民さんで叫んだ
吐瀉物と嘔吐シーンだけじゃなく爛れた舌まで見せてもらえて あざす
このときの画角が完全に「VR俺とラブラブキスハメしてくれる李世民さん」だった 宇宙一エロい画角だった
好きなシーン
李世民の証言の再現で張國丈の家の家奴から暴行を受ける杜如晦と、張婕妤の誣告の再現で張國丈の家の家奴を痛めつける杜如晦とふたパターンの再現シーンが流れるところ
張婕妤の嘘だと分かっていても極悪人杜如晦の嘘回想シーンで笑った 極悪杜如晦の笑顔かわい〜
« close
Powered by てがろぐ Ver 4.7.0.









李世民を金髪碧眼に描くことで「李世民=鮮卑(非漢族)」の印象を強めてないかという不安とも常に戦っている
誰かに何かを言われたとかでなく内から湧き上がってくる創作に付き物の不安と葛藤なのでここに吐き出します